2007年09月09日

建築の可能性。

こんにちは。
こんばんは。
日曜日ですね。
今日は久し振りに「あせび温泉」に家族で行ってきました。
露天風呂では鈴虫が大合唱でした。
本当に秋ですね。


今朝の徳島新聞に新町西地区市街地再開発事業の中の、
「音楽・芸術ホール」についての「考える会」設立の記事がありました。
実は、僕個人でも以前から「音楽・芸術ホール」については、
頭の中で「考える会」を設立していろいろ考えてきました。

今まで「音楽・芸術ホール」の完成予想パースをニュース等でちらちら見ていたのですが、
どうも当たり障りのない感じに物足りなさを感じていました。
徳島の誇る文化施設、その名も「文化の森」の建築にしても、
お金はかけただろうにツマラナイ建築だというのが多くの方の感想ではないでしょうか?

よく雑誌等で見かける全国の有名建築マップのようなものに、
徳島の建築が載ることは殆どありません。
決して、有名建築マップに載ることが大事だとは思いませんし、
そんなものに載っていない隠れた名建築があるとも思っています。
しかし、徳島県人が胸を張って誇れる建築が今すぐ口に出来ないのが現状ではないでしょうか?

隣の香川県を例にしてみると、昔は丹下健三氏の香川県庁にはじまり、
直島での安藤忠雄氏(最近は妹島和代氏、西沢立衛氏も)、
丸亀・坂出では谷口吉生氏など多くの建築家が関わってきました。
少し小さな香南町でも道の駅の建築家に宮崎浩氏を起用したりして、優れた施設を抱えております。

それに比べ、徳島では最近、松茂町で竹原義二氏が「松茂町第二体育館」を設計されましたが、
建築に携わっている僕でも「他に何があったっけ?」という状態です。

金沢に妹島和世氏、西沢立衛氏の「金沢21世紀美術館」ができ、
青森に青木淳氏の「青森県立美術館」でき、
「金沢にちょっと行ってみるか」「青森に一回行ってみるか」という人が現実的に大勢いると思います。
僕は、どうせお金をかけて新しく建築を行うなら、そういった環境に徳島もするべきだと思うのです。

新しく設立された「考える会」が考えていることは、こういった内容ではないと思いますし、
まず、徳島市自体にこういった発想がないのではないかと感じています。
しかし、せっかく98億円もかけるのなら、こういった視点からも是非検討してほしいと願います。
それが、いろんな方面への活性化に必ず繋がっていくと信じるからです。

阿波踊りを観に来た県外のお客さんが徳島駅から眉山に向かって歩いたとき、
新町川を越えたあたりから息を呑むような名建築が現れる!
というシチュエーションを想像するとワクワクドキドキします。

僕は建築の持つ可能性を信じています。

R0013813.JPG
青木淳氏の『ルイ・ヴィトン/銀座並木通り店』です。
銀座の街をぶらぶら歩いていて、突然現れるとやはりその存在感に感動します。
徳島にもそんな建築が欲しいと思うのですが。。。


posted by hara takuya at 23:59| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 原拓也の考える美 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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