2007年01月18日

かしこい家づくり。

こんにちは。
こんばんは。
風邪はなんとか免れたようです。
ただ、今度は歯を磨いていたらブラシが当たると痛い部分がありました。
知覚過敏というやつですかね?
虫歯も避けたいものです。

設計事務所をやっていますと、当然切り離せないのが『設計料』の話です。
一般的には設計事務所に仕事を依頼すると、普通に家を建てるのと別に『設計料』がかかってしまい、
予算の限られた中では依頼しにくいという認識が広まっているように思います。
しかし、ここであえて言いますと「予算に対してシビアに考えるお客さま」こそ、
設計事務所を活用すべきだと僕は考えます。

僕はファッションを考えるとき、お金をかける部分は「靴」と「時計」を重要視しています。
下着・靴下等は『ユニクロ』が多く、なかには『グンゼ』の肌着もいくつかあります。
(ヴィンセント・ギャロも日本に来たときはグンゼを大量に買って帰ると聞いたことがありますが・・・)
冬場はコート類にもお金をかけるべきだと思いますが、
夏場であればこれも『ユニクロ』のTシャツとジーンズに先程の靴や時計を合わせるだけで、
多分だいぶ格好はつくと思います。
確かに本当であれば、チラリと覗く靴下やカフスが『ポールスミス』のようなブランドもので、
カチッとキメることができれば本当にお洒落だと思います。
しかし、ちょっとした知恵とセンスで「見せる部分」と「捨てる部分」を使い分ければ、
トータルで良いもののように魅せることが可能だと考えます。

それと、同じで建築家に設計を依頼することで、お金をかけて「見せる部分」の演出と、
逆にお金はかけないで「捨てる部分」(必要な機能性は備えながら)の振り分けを行うことができます。
一般的なハウスメーカーであれば、全てにおいて平均的な家づくりが行われがちで、
いうなれば主役のいない映画やドラマのようになってしまっているような印象を受けてしまいます。
しかし、我々設計事務所の家づくりは、その家の中で「主役」を決め、「脇役」をかためることで、
いかにワクワクするストーリーを演出するかにかかってきます。

ですから、設計事務所に依頼する場合、余計に『設計料』がかかると思われがちですが、
的確なコストコントロールを行うことで、逆により安く抑えられる場合も多くあります。
そして当然、質は高いものができあがると考えてください。
気をつけていただきたいのは、家(建物)というものは完成時が一番美しく、
時間の経過とともに醜くなっていくというものではありません!
設計事務所のつくる家(建物)は、時間の経過とともに味わいを深めていくものを目指しています。
お客さまに、いつまでも愛される家(建物)づくりが最終的な目標なのです。

僕自身も年を重ねることで、より一層人間に深みを増していかなければと思います。
そのためには、知識や教養を常日頃から身につけていく必要性を感じます。
実は、人も家も時間との付き合い方が大事なように思います。
どちらにおいても、いつまでも美しく存在していきたいものですね。

DSC00074.JPG
ウチの事務所の前を流れる鮎喰川です。
今日から僕のデスクトップの壁紙はコレにしました。
人間が壊さない限り、自然はいつまでも美しいですね。
建築もいかにして自然に近づけるかが重要な気がします。


posted by hara takuya at 23:59| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月04日

回転寿司。

こんばんは!(こんにちは!)
今日の夜は所長が飲み会があったため、
運転手の僕(笑)は漫画喫茶で待機していました。
やっぱり『スラムダンク』は名作ですね!
何度読んでも山王戦最後のパスからシュートシーンまでの流れは胸がドキドキします。
建築でもこんな感動を描けたらいいなぁ。

それでは今日は昨日言っていた『設計事務所と回転寿司』の関係のお話をします。
僕が思うにやっぱり『設計事務所』というのは一般の方からすると、
気軽に頼めるという存在ではないと思うのです。
それは、設計事務所の僕が一般的な『お寿司屋さん』に入りづらい感覚に
似ているのではと想像します。

そんな僕が安心して入ることができるのは『回転寿司』のお店です。
なぜ入りやすいかというと、お店に入る前に財布と相談して大体の予算を計算できるからです。
一般的な『お寿司屋さん』では一体幾らお金を用意すれば良いのかわからず、
ついつい臆病になってしまいます。
そして、僕達『設計事務所』もそんな感じに受け取られているのではと危惧しています。

やっぱり、お金というのは普通無限にあるものではなく、
皆さん一生懸命働いて蓄えらている大事なものだと思います。
そんな中、将来のことまで考えて家づくり、あるいはお店の出店なんかを計画されていると思います。
しかし、計画しようにも、もし『設計事務所』を活用しようと思ったとき、
一体幾らお金を用意すれば良いのかわからないのでは計画できないと思うのです。
わからないから金額のわかっている物件を選択されている方もおられるんじゃないでしょうか?

そこで、ガル・Space Designではみなさんが知りたいと思われる設計料を
予め公表することにしました。
ウチのホームページから抜粋しますと、
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設計料は正確に言うと設計監理費と呼びます。
建物を建てるにあたってデザインすること、図面を描く設計の仕事はもちろん、
工事がはじまった際、きちんと図面通りに進んでいるか、
手抜きがされていないか現場を監理することも私達の重要な仕事です。
目安は建築工事費が1000万円迄の場合は工事費の15%で150万円。
1000万円以上2000万円未満は工事費の12%の金額。
2000万円以上5000万円未満は工事費の10%の金額。
5000万円以上の場合はお打ち合わせの上、設計監理費を決定させていただきます。
※構造計算が必要な場合は、別途構造設計費が必要となります。
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と載せました。
これで少しは計画が立てやすくなるんじゃないでしょうか?
もし、まだまだご不明な点がある場合は、
どんな小さなことでもお気軽にご相談していただければと思います!

まだまだ、お客様が望まれていることがきっと本当には理解できていないんじゃないかと不安です。
改善すべき点はどんどん改善していきたいです。
いろんな声をお聞かせください!

きっと、多くの設計事務所は皆さんのお力になりたいと思っております。
それぞれの設計事務所さんにはそれぞれの個性があって知れば知るほど面白いものですよ。
皆さんそれぞれ得意のネタを持っておられますからね☆

ガル・Space Designは親しみやすさは『回転寿司』でも、
美味しさとサービスは『お寿司屋さん』になれるように頑張ってまいります!

ちなみに一番好きなネタは「えんがわ」です。
家の中で一番好きな場所も「縁側」です!

R0012129.JPG
『川島の家』の柱のチェックの様子です。
これも監理の仕事です。
柱はいい感じに仕上がっていました!
大工さんありがとうございます!
posted by hara takuya at 23:56| ☔| Comment(2) | TrackBack(1) | 設計料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする