こんばんは。
風邪はなんとか免れたようです。
ただ、今度は歯を磨いていたらブラシが当たると痛い部分がありました。
知覚過敏というやつですかね?
虫歯も避けたいものです。
設計事務所をやっていますと、当然切り離せないのが『設計料』の話です。
一般的には設計事務所に仕事を依頼すると、普通に家を建てるのと別に『設計料』がかかってしまい、
予算の限られた中では依頼しにくいという認識が広まっているように思います。
しかし、ここであえて言いますと「予算に対してシビアに考えるお客さま」こそ、
設計事務所を活用すべきだと僕は考えます。
僕はファッションを考えるとき、お金をかける部分は「靴」と「時計」を重要視しています。
下着・靴下等は『ユニクロ』が多く、なかには『グンゼ』の肌着もいくつかあります。
(ヴィンセント・ギャロも日本に来たときはグンゼを大量に買って帰ると聞いたことがありますが・・・)
冬場はコート類にもお金をかけるべきだと思いますが、
夏場であればこれも『ユニクロ』のTシャツとジーンズに先程の靴や時計を合わせるだけで、
多分だいぶ格好はつくと思います。
確かに本当であれば、チラリと覗く靴下やカフスが『ポールスミス』のようなブランドもので、
カチッとキメることができれば本当にお洒落だと思います。
しかし、ちょっとした知恵とセンスで「見せる部分」と「捨てる部分」を使い分ければ、
トータルで良いもののように魅せることが可能だと考えます。
それと、同じで建築家に設計を依頼することで、お金をかけて「見せる部分」の演出と、
逆にお金はかけないで「捨てる部分」(必要な機能性は備えながら)の振り分けを行うことができます。
一般的なハウスメーカーであれば、全てにおいて平均的な家づくりが行われがちで、
いうなれば主役のいない映画やドラマのようになってしまっているような印象を受けてしまいます。
しかし、我々設計事務所の家づくりは、その家の中で「主役」を決め、「脇役」をかためることで、
いかにワクワクするストーリーを演出するかにかかってきます。
ですから、設計事務所に依頼する場合、余計に『設計料』がかかると思われがちですが、
的確なコストコントロールを行うことで、逆により安く抑えられる場合も多くあります。
そして当然、質は高いものができあがると考えてください。
気をつけていただきたいのは、家(建物)というものは完成時が一番美しく、
時間の経過とともに醜くなっていくというものではありません!
設計事務所のつくる家(建物)は、時間の経過とともに味わいを深めていくものを目指しています。
お客さまに、いつまでも愛される家(建物)づくりが最終的な目標なのです。
僕自身も年を重ねることで、より一層人間に深みを増していかなければと思います。
そのためには、知識や教養を常日頃から身につけていく必要性を感じます。
実は、人も家も時間との付き合い方が大事なように思います。
どちらにおいても、いつまでも美しく存在していきたいものですね。
ウチの事務所の前を流れる鮎喰川です。
今日から僕のデスクトップの壁紙はコレにしました。
人間が壊さない限り、自然はいつまでも美しいですね。
建築もいかにして自然に近づけるかが重要な気がします。