こんにちは。
こんばんは。
今日、ウチで飼っていた猫の『ソックス』が死にました。
一時期は元気になったのですが、それも束の間で去年の12月27日より再びご飯を食べなくなり、
年は越せたのですが、元旦に突然暴れだし、タンスの上、冷蔵庫の上など高い所に駆け上って、
最後は外に出してくれと鳴き叫ぶので僕が出かけている間に母が外に出してしまいました。
僕は猫は死ぬときは外に出て行くことを聞いていたので、母を責めたのですが、
母はきっと帰って来ると信じていたようです。
しかし、案の定ソックスは帰って来ず、責任を感じた母は近所を歩きまわり、人に聞き込みをして、
1月4日、物置小屋の天井裏にいるソックスをやっとの思いで見つけだしました。
見つけたときは、元旦に見たときよりも、より一層痩せており骨が浮き上がっていました。
体は本当に何も受け付けないらしく、以前は水だけは飲めていたのですが、
それさえも、気持ちでは欲しい様子でしたが、飲もうとした瞬間に躊躇し諦めるという繰り返しでした。
あと、嘔吐がひどく、体に何も入っていないものですから出せるものも無く本当に苦しそうでした。
そして1月7日今朝、朝起きてソックスが生きていることにホッとしたものの、
もう自分の足で歩くこともできなくなっていました。
「ソックス」と名前を呼ぶとそれでも尻尾をバタンと動かしてくれて、涙が止まりませんでした。
目を合わすと、声にもならない声で叫びます。
「助けて!」と言っているのか、「見るな!」と言っているのか、わからず苦しみました。
そして、本日新年第一弾の『まるぞうさんのいえ』の打合せに出かけるために、
ソックスに「行ってくるね、ちゃんと待ってろよ」と声をかけて出かけたのですが、
打合せ後、仕事で出かけていたけど先に家に帰っているハズの母に、
ソックスの様子を聞こうと電話をしたら「死んでいた」という母の返事でした。
それでも、所長と帰りの車の中でソックスは、よく頑張ったなぁ、やっと楽になれたなぁという話をし、
スーパーに寄って、花を買って帰りました。
10月の時点で普段より水を多く飲みはじめ気になり、今までお世話になっていた獣医さんに、
「大丈夫ですか?」と尋ねたところ、
「新陳代謝が良いだけだから心配ないですよ」という返事をもらいました。
それなら、良かったと思っていたところ、どんどん調子が悪くなるのでインターネットで調べたら、
水を多く飲み始めたら『腎不全』の危険信号と書いているではないですか!
気がついたのはもう11月も半ばでした。
新しく違う獣医さんに慌てて連れていくと、
「もう少し早く来てくれれば・・・」と言われました。
悔やんでも悔やみきれません。
自分達の無知もさることながら、どうしても以前の獣医さんが憎くて仕方ありません。
専門家の意見の大きさは絶大です。
それが全てになります。
職業は違えど、設計事務所としても絶対に自分の言葉には責任を持たなくてはならない!
と、改めて心に決めました。
そのためにも、日々勉強をし職責を全うしたいと思います。
知っておられる方も多いかもしれませんが、もし、ご自宅に猫のおられる方は、
猫が普段と違い、水を多く飲み始めたら、信頼のおける獣医さんのところへ
直ぐに連れて行ってあげてください!
猫にとって『腎不全』という病気は常に隣り合わせだと思っていてください。
これ以上、ソックスのような猫を増やしたくありません。
こんな小さな生き物が必死に生きようと頑張りました。
是非、人間も命の重さを知って、精一杯生きて欲しいと願います。
他人の命を奪うなんてもってのほかです。
ソックスはウチの家族に本当にいつも安らぎをくれました。
今、やっと落ち着いて幸せそうに横になっています。
ずっと眺めていると息をしている錯覚に襲われます。
なんで、動かないのか不思議です。
なぜ、ソックスは今日、死ななくてはならなかったのか不思議です。
ありがとうソックス。
よく頑張ったね。
俺も親父もオカンも頑張るから、見守っていてな。
大好きだったよ。
またな。

元気なときのソックスと所長。
ソックスは事務所のアイドルでした。
ワガママだったけど、賢くて、愛想の良い猫でした。
本当に今まで、ありがとうソックス。